山田裕貴さんが出演したボクシングをテーマにした映画があるのをご存知でしたか?
この記事では、山田裕貴さんが出演したボクシングをテーマにした映画『あゝ荒野』についての情報を掲載しています。
山田裕貴さんは映画にどのように出演することになったのか?
山田裕貴さんのこの映画に取り組むときの姿勢や心持ちはどのようなものだったのか?
出演に至るまでの話や撮影中の話など、『あゝ荒野』にまつわるエピソードを知れば知るほど、山田裕貴さんの『あゝ荒野』にかける想い、もっというと役者ということに対する想いの一端を垣間見ることができます。
この記事を読んで、ぜひ山田裕貴さんの熱い役者魂を感じ取ってください!
山田裕貴が出演したボクシングがテーマの映画
『あゝ荒野』の原作は劇作家の寺山修司さんが1966年に発表した長編小説です。
『あゝ荒野』の物語は2021年の新宿を舞台に、ボクシングに導かれ集った男女が争いやつながりを繰り返していくという青春ドラマ。
自分を捨てた母親を恨み、周り対してに常に牙をむく少年院上がりの不良の新次と、引っ込み思案な正確に吃音と赤面対人恐怖症に悩んでいる“バリカン”こと建二が、ボクシングをすることを通して、いろいろともがき苦しみながら、それでも心の空白を埋めようと必死に生きている姿を描いています。
沢村新次を菅田将暉さんが演じ、二木建二をヤン・イクチュンさんが演じて、菅田将暉さんとヤン・イクチュンさんのダブル主演で映画化をしました。
そして、映画『あゝ荒野』オリジナルの登場人物で、物語の鍵を握るボクサーの山本裕二を演じたのが山田裕貴さんです。
新次、バリカン、裕二と主に3人のボクサーが登場するが、それぞれ三者三様のボクシングスタイルを採用しているところもこの映画の見どころのひとつです。
映画『あゝ荒野』は前編・後編の二部構成となっており、山田裕貴さんが出演したのは映画『あゝ荒野』の後編になります。
山田裕貴が出演したボクシングがテーマの映画での役
山田裕貴さんが演じた山本裕二という人物はどんなキャラクターで、菅田将暉さん演じる沢村新次との関係はどんなものなのでしょうか?
新次と裕二にまつわるエピソードはこうです。
裕二は特殊詐欺グループの一員でしたが、裏切り行為によって新次を少年院に送り、先輩を半身不随にさせてしまいます。
新次が少年院から出てくると、裕二がプロボクサーになって結婚して子供を授かり、しかも車椅子で生活をしている先輩が裕二の生活を助けていること知って、裕二に対してやり場のない怒りを覚えるというシュチュエーションから物語が進んでいきます。
次に、山田裕貴さんが裕二役を演じるにあたってどのような心境でこの役に向き合い、そして演じていたのかということを見てみましょう。
山田裕貴さんは、映画『あゝ荒野』の裕二役をオーディションで勝ち取りました。
山田裕貴さんは後のインタビューで
「このオーディションに本当に懸けていたし、必死に死ぬ気で挑みました」「この映画に出ることによって、“役者”としてちゃんとみてもらえるんじゃないかと思っていましたし、この映画に携わることに本当に必死だった」
と相当な強い想いでこのオーディションに臨んでいたことを話しています。
さらに、
「マネージャーさんにも『コレ落としたら、この先考えないといけないね』と言われていて、もう1人(裕二役の候補が)いたんですが、僕もすごく好きな俳優さんだったので、本当に死ぬ気で挑みました」
とも話しています。
ボクシングの練習について山田裕貴さんは「トレーニングは本当に過酷でした」とやや苦笑い。
ボクシングの練習をしていたジムのスタッフが『この子たちは、プロになるんですか???』と怯えてしまうほど、本当に真剣に過酷なボクシングのトレーニングに励んでいたといいます。
しかも、ボクシングのトレーニングと同時期に別の作品も重なっており、ベーシスト役やら主演舞台の練習で「俺は何者なんだ?って思っていました(笑)」と当時の状況を振り返っていました。
山田裕貴と本気のボクシングをした菅田将暉
山田裕貴さんは主演の菅田将暉さんについてこんなことを言っています。
「菅田くんは、役者としての表現がすごく好きな部分が多い俳優さん」
「でも、『BLEACH』というマンガに『憧れという感情は、理解から最も遠い感情だよ』という言葉があったので、憧れるというのはナシだなと。同じ俳優としてどう戦えるかをすごく考えたし、共演する前から意識していた俳優さんだったので、一緒にやれたのはすごく嬉しかった」
「僕が好きな表現をする俳優だからだと思います。“好きな”という感情を抱いてしまうのは嫌なんですけど、憧れちゃうと、距離が遠くなってしまうので。あえて“あの人”と呼ぶけれど、“あの人”から出てくる生々しい感覚は何なのだろう……と、対峙してみて思いましたね。台詞を言って『伝わってこないな』と思う事がない。しかも、本能だけで演技するタイプでもない。僕がなりたい役者像を体現している。」
山田裕貴さんが菅田将暉さんのことを同年代の役者としてリスペクトしている様子がよくわかりますね。
また、映画『あゝ荒野』で新次と死闘を繰り広げるシーンについては、
「菅田くんと一緒に練習していて、1回体に当ててみたら大丈夫だったので、『コレだったらいける。じゃあ、本番は本気でやろう。当てていこう』と言っていました」
撮影中に、菅田将暉さんののフックが、山田裕貴さんのの顎にクリーンヒットしたこともあるそうです。
その瞬間は一瞬意識が飛んだらしいのですが、裕二としてはここで膝をつくわけにはいかないし、これで膝をついたら菅田将暉に負けるとも思ったそうです。
その瞬間に、演じている裕二と山田裕貴さん本人がシンクロして「絶対に負けられない!」と思ってなんとか耐えたという話もあります。
こんなエピソードからも、山田裕貴さんの演技に対する熱い役者魂や負けん気の強さがわかりますね。
山田裕貴が出演したボクシングがテーマの映画まとめ
- 山田裕貴さんが出演したボクシングの映画は『あゝ荒野』
- 山田裕貴さんは主人公の新次のライバルボクサーである裕二を演じている
- 山田裕貴さんは裕二役をオーディションを受けて勝ち取った
- 山田裕貴さんの裕二役に対する想いがハンパない
- 山田裕貴さんは主役の菅田将暉さんのことをリスペクトしている
今注目の若手俳優である山田裕貴さんが出演した作品でボクシングシーンがある作品に関する記事でした。
こうして見てみると、山田裕貴さんはどんな役であっても常に全力でその役に向き合い、完全になりきって取り組んでいるという姿勢がよくわかりますね!
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