2020年5月に亡くなった女子プロレスラーの木村花さん。
アジャコングさんは木村花さんがまだ幼い子どものころからよく知っており、木村花さんがプロレス界入りを決めてデビューしたときも、かなりキツめの祝福をしてあげました。
その様子を見て、二人の絆の深さを知った人の多くは涙を流したといいます。
アジャコングさんと木村花さんの深い絆にまつわるエピソードをご紹介します。
アジャコングは木村花には祖母の気持ちで
今や女子プロレス界の重鎮となったアジャコングさん。
女子プロレス界を引っ張っていく者として、木村花さんのことも親身になって支えていました。
木村花さんの木村響子さんも女子プロレスラーですが、実はアジャコングさんは木村響子さんがまだ幼かった木村花さんを試合会場に連れてきているのを度々見ていました。
そんな幼かった木村花さんも、母親の木村響子さんの背中を見て女子プロレスの門を叩いてくれたことを心から喜んだといいます。
その心境を「祖母の気持ちで見ている」と表現しています。
祖母(おばあちゃん)というには、アジャコングさんもまだ若いですが、幼子の頃から姿を見ていたといいますから、確かにそんな心境になるのかもしれませんね。
木村花さんがデビューしてまだ間もないころ、アジャコングさんが木村花さんにシングルマッチを要求し、プロレスの厳しい洗礼を浴びせた試合がありました。
しかし、それはただ痛めつけるだけのものではなく、プロレスの厳しさを伝えると同時に、本当に愛情を持って木村花さんをプロレス界に迎え入れる姿勢を見せてくれた感動的な試合でした。
「プロレス界へようこそ!」
そう言って、木村花さんをリングに沈めたその姿は本当にかっこいいです。
アジャコングと木村響子と木村花
木村花さんにプロレス界の厳しさを伝えたそのあと、なんとアジャコングさんはこれまた粋な計らいを見せてくれます。
それは、アジャコングデビュー30周年記念興行で、当時すでに人気も実力も申し分ない里村明衣子選手とマッチメイクをしてくれました。
しかも、お母さんの木村響子さんと史上初の親子タッグマッチときたもんだ!
木村響子&木村花 VS 里村明衣子&岩田美香
というスペシャルなタッグマッチを組んでくれたんですよ。
これには、ファンはもちろん大喜びですが、当の本人である木村花さん、木村響子さんも喜んだことでしょう。
本当にアジャコングさんは木村花、木村響子親子を気にかけていたんですね。
逆に言えば、木村花さんはアジャコングさんをはじめ、多くの諸先輩の愛情をたくさん受けてきたと言えるでしょう。
木村花さんに花を持たせてあげたときの試合の様子がYouTubeに残っています。
もし、まだ見たことがなければ、一度見てみてください。
アジャコングさんの気持ちがすごく伝わってきますよ。
アジャコングが木村花の得意技を
木村花さんの葬儀が営まれた当日、自身のTwitterで「紫陽花(あじさい)」の画像をアップしています。
実は、木村花さんの得意技が「ハイドレンジア」(変形グラウンド卍固め)という技でした。
この「ハイドレンジア」が紫陽花(あじさい)という意味なのです。
この紫陽花の画像には何もコメントが付けられていませんが、木村花さんを悼んで投稿されたものだということは察しがつきますね。
そして、この件についてコメントもなくただ画像を投稿しただけという姿勢をからも、アジャコングさんの無念さが痛いほど伝わってきます。
— あじゃ (@ajakonguraken) May 30, 2020
まとめ:アジャコングの木村花への愛情は本物!二人の間に結ばれた絆とは
- アジャコングは木村花を孫娘のような気持ちでかわいがっていた
- 木村花のプロレス界入りを心から喜んでいた
- 木村響子&木村花親子のタッグマッチなど粋な演出もたくさん
- 木村花さんの訃報には静かに哀悼の意を表していた
こうしてみると、アジャコングさんは本当に木村花さんのことの心からかわいがって、愛情を注いでいたんだということがよくわかりますね。
アジャコングさんは、リングの上ではヒールな役でパワフルな技を繰り広げていますが、心の奥底には仲間思いで、愛情の深い方なんですね。