この記事は柳楽優弥さんの学歴情報(中学・高校・大学)と学生時代のエピソードを紹介しています。
柳楽優弥さんが役者を続ける限りついて回るであろう「14歳のカンヌ受賞俳優」という肩書。
学生時代の彼に、その肩書がもたらしたものは決して輝かしい光だけではなかったようです。
柳楽優弥の大学
柳楽優弥さんは大学に進学していません。
一般に大学時代にあたる2009年から2013年までの主な活動をピックアップしてみました。
2008年に、精神安定剤の大量摂取による体調不良で短期入院する騒動がありましたが、同じ年の秋には柳楽優弥さん本人が希望して原案を担った小説「止まない雨」(執筆は井上凛さん)を発表しています。
発表時のインタビューでは、役者を辞めようと考えたことも明かしているのです。
(演じることを辞めようと思った)具体的なきっかけを問われて
そうですね……自分と向き合ったときに、自分自身を一番褒めてくれるのも、しかってくれるのも自分自身だと思っているんですけど、現状のおれと、理想のおれとの間にギャップがあったんですよね。このまま2、3年間普通に落ち着いて生活していれば仕事もできたと思うんですけど、そうありたくはないと思っていて。人と違うことをしたいんですよね
引用:https://www.cinematoday.jp/interview/A0002004
と答えています。
『止まない雨』は薬物におぼれていく主人公の破滅的な人生を描いており、インタビューの中で柳楽優弥さんは「あくまで小説であり自分はドラッグはやっていない」と何度か発言していますが、自身とのシンクロも匂わせたりするなど、インタビュー全体を通して「?」と疑問の深まる答えが多くみられました。
やはりこの頃は、まだ不安定な精神状態だったことをうかがわせます。
そんな中でも、2009年に『戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH』、2010年『すべては海になる』にいずれも主演。
2013年には『爆心 長崎の空』・『許されざる者』と2本の映画に出演しています。
柳楽優弥の高校
柳楽優弥さんは2005年4月に堀越高等学校に入学。時期は調査中ですが中退しています。
学校名 | 堀越高等学校 |
学科・コース | トレイト(芸能)コース |
偏差値 | 37 |
所在地 |
〒164-0011
東京都中野区中央2丁目56−2 |
柳楽優弥さんの高校は芸能人の多い事で知られる堀越高等学校。
同級生にはHey! Say! JUMPの薮宏太さん・垣内彩未さん・黒川智花さんらがいました。
芸能活動に配慮されたトレイトコースに進んだ柳楽優弥さん。
ここで運命的に出会ったのが、後に生涯の伴侶となる一年先輩の豊田エリーさんです。
先輩から彼女を紹介されたとたん、一目で恋におちた柳楽優弥さんでしたが堀越学園には恋愛禁止の校則が。
発覚したら退学か、別れるかの究極の二択だといいますからかなり厳しいですね。
校内では口をきかず、通学は途中までいっしょに、最寄り駅を一歩出たら知らんぷりで歩くなどいろんな作戦を立てたふたり。
その甲斐あってか、在学中は交際がバレる事はなかったそう。
ある番組で豊田エリーさんはこの頃のことを「楽しかった」と笑顔で語っています。
参照:https://www.sanspo.com/article/20220605-NYFLUH6IO5D2RLALP6HLMWYIGE/
17歳で「結婚して」と頼んだ柳楽優弥さんでしたが「結婚は18歳以上しかできないよ」と言われてしまいます。
まさかの返事でしたが、めげずに19歳で2度目のプロポーズ。
2010年、晴れやかに写真におさまるおふたりです。
運命の人との出会いも用意されていた高校時代ですが、その時期の柳楽優弥さんは俳優として悩みのさなかにいました。
中学3年でカンヌ映画祭史上最年少の最優秀男優賞を受賞した柳楽優弥さん。
普通の精神状態でいろ、という方が無理な話です。
「だからもう、天狗(てんぐ)なんてもんじゃない。わがままで生意気でした。ガキのくせして『やる意味がない』とか言って偉そうに仕事を断ったりして。それによって周りに迷惑をかけていることにもまったく気づいていませんでした。
引用:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/heroes_file/069/
ちやほやと持ちあげてくる大人、反対に厳しく接してくる大人。
周りの期待に応えたい、でも摩擦ばかり起こしてしまう。
現場でどんな風に振る舞ったらいいのかわからない。
思春期と重なり、ふくらんでゆく自我との葛藤もあったと思います。
踊り場のない階段のようだった、とあるインタビューで表現されていましたが、本当にそれが実感だったのでしょう。
結局、堀越学園は卒業せず中退。
しかしその後、時期ははっきりしないのですが通信制の高校に編入してきちんと卒業しています。
理想の自分に近づけない苛立ちやストレスによる過食から、18歳の時には体重も80キロ近くまで増えてしまったこともあるとか。
中村勘三郎さんからは「君は見た目が悪いから役者を辞めなさい」とまで言われたそうです。
しかしその言葉に奮起した柳楽優弥さん、ストイックに自分を追い込み20キロもの減量に成功。
まっくらなトンネルを抜けるように、徐々にスランプから抜け出してきた現在の柳楽優弥さんなのでした。
柳楽優弥の中学校
柳楽優弥さんは2002年4月に東大和市立第三中学に入学。2005年3月に同校を卒業しています。
学校名 | 東大和市立第三中学校 |
偏差値 | ― |
所在地 |
〒207-0016
東京都東大和市仲原2丁目7 |
中学の部活はサッカーだったという柳楽優弥さん。
芸能界に入るまではプロサッカー選手にあこがれていたといいます。
今でこそキリっとした男らしい眉で、大人の色気がダダ洩れ気味の柳楽優弥さんですが、中学のときはつながり眉毛も気にしていなかったそう。
でも12、3歳の男子なんてそんなもんですよね。
そんな彼に向かってクラスの女子が「眉毛剃りなさいよ。つながっちゃあ駄目でしょ」とごもっともな指摘。
これは柳楽優弥さん、かなりショックだったそう。
そんな普通の中学生男子だった彼の生活をガラリと変えてしまったのが14歳でのカンヌでした。
「僕としては当時すばらしい賞をいただいたという実感よりも、『何かすごいことが起こってしまった』という感じだったのを覚えています。幼いながらも、俳優やエンターテイメントの仕事にあこがれて自分からこの世界に入ったので、本当はとてもうれしいはずではあったのですが……。」
引用:https://www2.nhk.or.jp/
ただ素朴に、監督に言われるまま演じた結果が、すばらしい果実となってもたらされたわけですが、まだ成長途上だった14歳の少年の肩には重すぎる荷物だったのかもしれません。
まとめ:柳楽優弥の中学・高校・大学について
- 柳楽優弥さんは東大和市立第三中学を卒業しています。
- 柳楽優弥さんは堀越高等学校を卒業しています。
- 柳楽優弥さんは大学に進学していません。
賞賛、注目、才能。
傍から見たらうらやましいような事も、柳楽優弥さんが14歳で背負ったキラキラ光る荷物は、人生をすり減らすほどの重圧となっていたようです。
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